第6回「小動物医療業界の中で、私たちはどう生きるか」

 

今回の勉強会では、株式会社e-PON代表取締役であり、現役の獣医師でもある鷲沼輝勝さんをお招きし、「小動物医療業界の中で、私たちはどう生きるか」というテーマで、臨床現場の課題から起業に至った背景、そして「パラレルキャリア」のリアルについて深掘りしました。

 

〇小動物臨床獣医師という仕事の再定義 🩺
鷲沼さんは、5年間の臨床経験を経て、獣医師の仕事を「会話のできない動物の疾患を、飼い主さんとのコミュニケーションを通じて解決し、未来を予測して裁量に変える仕事」と再定義しました。単に病気を治すだけでなく、飼い主さんのモチベーション管理やリスク管理、スケジュール管理など、極めて多様なスキルが求められる仕事であると解説されました。

〇「バスの運転手」から「道路整備士」へ 🛣️ 現在の動物医療を、目的地へ患者を運ぶ「バスの運転手」に例えるならば、鷲沼さんは業界の課題を解決するための「道路(インフラ)」を作る「道路整備士」のような存在を目指しています。飼育頭数の減少や、治療の複雑化に伴う飼い主さんの不安といった課題に対し、社会の仕組み自体を変えていく必要性を強調されました。

〇起業という選択肢とパラレルキャリア 🏢 臨床医としてのキャリアを継続しながら会社を設立する「パラレルキャリア」の利点と苦労が語られました。臨床現場での経験が事業開発に活きる一方で、資金繰りの難しさといった現実的な壁についても触れられ、未知の価値を実証する「スタートアップ」としての挑戦の重要性が示されました。

〇「すべてのペットと飼い主の生涯にしるべを」 📱 現在開発中のペットの健康医療情報共有アプリ**「コロク」**について紹介されました。医療情報の不確実な伝言ゲームを解消し、飼い主さん主導で情報を集約・共有することで、動物が最後まで幸せに過ごせる社会の実現を目指しています。


  • パラレルキャリアのメリット: 病院という閉鎖的な空間を超えた「人との出会い」が最大の財産であり、多角的な視点を持つことで臨床自体もより楽しめるようになる。
  • 業界の将来とパイの拡大: 狭いパイを取り合うのではなく、ペットの価値を社会に認めさせ、飼育しやすい環境(ペットツーリズムやアレルギー対策など)を整えることで市場自体を広げるべきである。
  • 若手・学生へのメッセージ: 起業は早ければ早いほど良い。大学時代からビジネスやキャリアデザインについて学ぶ機会を増やすことが、将来の不安解消につながる。

 

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